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2017.10.10読み物

収納スペースの考え方

収納スペースの考え方

「おしゃれに設計してもらって建てたはいいけど、実際住むとなると収納とか少ないし結構住みにくい…」
デザインだけをみて頼んでしまうとこのようなことが多々発生します。間取りの設計と同様に、プランニング段階から収納場所や適した広さを確保したいという動きが増えています。そこで、今回は住宅設計を行い、住宅を建てるとき、収納に関して気を付けたいことをお伝えします。

①収納スペースの考え方
収納をする物や生活スタイルによって、収納スペースは変わります。収納も適材適所という考え方があるのです。その場所に収納する物を考え、奥行き、幅、高さを考慮して機能的な収納ができれば、住空間を広くとることができます。

②収納スペースは建物の約15%
現実の収納スペースは、戸建てで8~10%ぐらいとられています。広さを確保したいというのであれば、これ以上の収納スペースの確保を目指したいところです。数字で言うと、約15%くらいを適材適所に配置すると、収納を広く感じることができるでしょう。

③プランニング時から収納スペースを確保する
収納スペースは、プランニング段階からきちんと確保することが大切です。家庭にある物を把握し、どれだけの収納スペースが必要なのかを検討する必要があります。生活スタイルに合わせながらも、将来的に棚を付けられるよう壁に補強下地などを入れ、多少のリフォームができる住宅設計をしておくと便利です。

④スペースがあるのに使いづらい?
「収納スペースは広い方が良いから大きなスペースをいくつも前もって用意したい」と考えられる方も多いかとは思います。しかし、これは正しいようで少し違うのです。スペースはあるのに使いづらいと思うのは、収納の仕方に問題があります。入れる物により、奥行き、幅、高さは違います。物の上に物を重ねるのではなく、棚の有効活用を考えましょう。例えば、棚やハンガーパイプを活用する場合、使用頻度の低い物を高い位置の棚に、使用頻度の高い物は目線から手の高さくらいまでの取りやすい位置に、重い物は下に配置することで使い勝手は数段良くなります。つまり、「収納スペースは場所により大きさと位置が異なっていてもいい」のです。

⑤今後の発生する収納を予期しておく
生活が変化すれば、物は増えていくと考えられます。後から収納場所を増やすことも考えられるでしょう。そうなれば、生活動線への配慮は免れません。

まとめ
このように様々な視点から収納スペースの確保を検討しなければなりません。どのようなライフスタイルを送りたいのか、そして、将来のことを見据えた住宅設計が必要不可欠です。

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