STOTY/03

伝統の数寄屋造りをモチーフに存在感のある町づくりを

Q1瀧川と出会ったきっかけは?

道路の拡張工事で建て替えを検討。
難題も重なりネット検索したところ建築家紹介サイトでヒット!良いご縁に恵まれました。

家づくりを考えたのは5年程前になります。
実は道路の拡張工事のエリアに、先代が建ててくれた家が入ってしまって…。何十年も前から拡張工事の話はあったのですが、役所からも具体的な話はなかったし、近所でも半信半疑でした。ところが5年程前に急に話が動き出して、現実味を帯びてきました。
ハウスメーカーにも行きましたが予算も厳しく、何よりパターン的に難しいと言われました。建て替えの場所がもともと農地の変形地で、母屋と息子の家を同時に建てるというのが難題だったみたいです。そこでネットで検索。家づくりをお手伝いいただける建築家の紹介サイトを見つけて、連絡したのが始まりです。瀧川さんという良いご縁に恵まれました。

Q2要望としてお願いしたことは?

「建て替えるなら次は木造の平屋」。
ネットや雑誌で見た数寄屋造りに憧れて、
現代農家×日本家屋のコラボをお願いしました。

前の家が鉄筋の2階建てで、丈夫ではあったのですが、夏は暑くて冬は寒い…先代もよく「建て替えるなら次は木造の平屋」と言っていました(笑)。
子どもたちも独立しているし、建て替えるなら木のぬくもりを感じる平屋の家を、と考えていました。ネットや雑誌で目に留まるのも、数寄屋造りの日本建築。
瀧川さんの建築写真にも、木造建築がたくさんあり、いろいろと参考にさせていただきました。具体的な要望としては、専業農家なので、畑から帰って来たら玄関を通らずに、浴室へ直行できるような間取り。家族が集まった時に広々と使える可動式のリビング、もちろん収納等々、細かいお願いはいろいろ。瀧川さんの優しさと喋りやすさもあり、まずは予算を気にせず、たくさんお話をさせていただきました。

Q3家づくりで大変だったことは?

期限が差し迫る中での家づくり。
瀧川さんの手厚いフォローで引っ越しに集中でき、お任せできることの心強さを感じました。

とにかく道路拡張のために、立ち退きの期限があったこと。
最初はゆとりを持って進めていましたが、やっぱり最後は追い込まれましたね。建て替えの場所がもともと農地だったため、瀧川さんには開発許可から土地の造成、母屋と息子の家のライフプラン・設計図と、すべてを同時に進めてもらいました。
こちらはこちらで、先代の骨董品や庭石など、思い出の詰まったものは残しつつ、家の整理と引っ越しの準備。打ち合わせも時間を合わせながら瀧川さんが訪ねてくれたので、とても助かりました。施工でも瀧川さんが頻繁に現場を訪れては確認をしてくれて、最後の方は整理と引っ越しに集中できました。お任せできたので、本当に心強かったですね。

Q4住み心地はいかがですか?

杉の床材が柔らかくあったか。
練られた間取りと共有スペースの配置で、独立しながらも仲良く三世代が共存しています。

とにかく夏は涼しくて、冬はあったか。床に無垢の杉材を使っているので肌触りが良く、孫は裸足で走り回っています。柔らかいので気持ちがいいんですよ。
リビングは平屋とは思えない吹き抜けの空間で、木に包まれるような天井のデザインも気に入っています。初めて訪れたお客様は、梁のように突き抜けた丸太にビックリされています。またリビングの隣の和室には、仏間と先代の骨董品を飾っています。家族や親戚が集まる時には、引き戸を開けっぱなしにして大空間に。
要望としてお願いした畑からの浴室動線もバッチリで、玄関や部屋を汚すことなく、家事や仕事も楽になりました。玄関周りや駐車場など、息子の家との共有スペースもしっかりと練られた配置で、それぞれ独立しながら仲良く三世代で暮らしています。

瀧川からのひと言

ご要望の数寄屋造りをイメージしつつ、屋根の形状や室内は現代版にアレンジしています。
家の施工時には、拡張する道路もまだ出来ていなかったので、役所に確認しながら道路の高さを算出。道路を含めた周辺の町並みや車の通行量なども想像しながら、外からの“見栄え”を計算しました。
こだわりは屋根の形状。将来、家の前にメイン道路が開通した時に、いい存在感を出してくれると思いますよ。

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