ノウハウ

設計事務所(建築家)、ハウスメーカー、工務店、パワービルダーの違い

設計事務所(建築家)、ハウスメーカー、工務店、パワービルダーのどこにお願いすれば良いのか分かりにくいという要望があります。それぞれ一長一短あります。今回はそれぞれの違いを分かりやすくまとめてみました。ご参考になればと思います。

①それぞれの大まかな違い

ハウスメーカー:規格住宅・工業化住宅を販売、施工する会社のことを指します。
工務店:複数の専門工事業者をマネジメントしながら工事全体を管理することによって、 総合的に工事を請け負う会社のことを指します。
パワービルダー:一般的に住宅一次取得者層をターゲットにした、床面積30坪程度の土地付き一戸建住宅を2,000~4,000万円程度の価格で分譲する建売住宅業者のことを指します。
設計事務所(建築家):  建築工事を請け負わず、住宅の設計・デザイン、工事の監理を請け負う会社のことを指します。

②ハウスメーカーと設計事務所の具体的な違い

ハウスメーカーと設計事務所(建築家)を比較すると以下になります。
■ハウスメーカー
・家ができる期間:短期間(約半年)
・知名度:高い
・自由度:仕様が決まっているためほとんどない
・同じことをした場合のコスト:高い(営業経費、広告宣伝費、展示場維持費)

■設計事務所(建築家)
・家ができる期間:長期(約1年)
・知名度:低い
・自由度:すべてオリジナルため、自由
・同じことをした場合のコスト: 低い(広告宣伝費を抑え、建築士が営業兼任)

③工務店、パワービルダーと設計事務所(建築家)の具体的な違い

工務店、パワービルダーと設計事務所(建築家)を比較すると以下になります。
■工務店、パワービルダー
・主な業務:施工
・強み:家を建てる技術力(決まった工法)
・工法や設計の自由度:限定的(自社ができる工法のみ)

■設計事務所(建築家)
・主な業務:設計・デザイン・監理
・強み:デザイン力、施主の想いをカタチにできる、工事監理
・工法や設計の自由度:自由(できる工務店へ入札)

④それぞれの業務内容の違いのまとめ

要はハウスメーカー、工務店、パワービルダーは営業、設計、工事が同一組織であることが多いため、品質管理に対し、馴れ合いによる甘さが出る可能性があるので建築瑕疵、つまり、欠陥住宅になることがありえます。しかし、設計事務所(建築家)は設計・監理と工事が分離しているため、施主側に立ち、徹底した品質管理を行うことができます。工事監理という言葉は馴染みがない方が多いのではないでしょうか?工事監理というのは設計事務所(建築家)が、工務店(施工会社)が図面通りに、または、建築基準法等に則って工事を行っているかどうかの監視業務になります。工事監理という業務は設計事務所(建築家)ならではの商品になります。

⑤それぞれ取り扱う住宅の種類について

消費者目線から見る住宅の種類は大きく分けて2パターンになると思います。
①住宅(規格住宅) 例:2×4、プレハブ
このような住宅はすでに規格が決まっているものを指します。
②注文住宅
 消費者の希望に叶ったオーダーメイドの住宅を指します。

実際には注文住宅と言っても仕様が限定的であったりしますので、下記の3パターンに分けられます。

①住宅(規格住宅)
②注文住宅(オプション型)
 実際は規格があり、オプション追加形式
③完全自由設計住宅
 施主のニーズを汲み取り、ゼロから住宅を作っていける

ハウスメーカーやパワービルダーは主に規格住宅を販売しています。注文住宅も扱っていますが、実際には規格があり、オプション追加形式のため自由度は低いというのが現状です。工務店の場合、施工がメインのため木造なら木造の工法と建て方が限定的になってしまうため注文住宅の自由度はさほど高くないというのが現状になります。

設計事務所(建築家)の場合は住宅の図面を描くことを生業としています、お客様のニーズを汲み取り、ゼロから住宅の間取り、工法を考えていきますので完全自由設計住宅と言えます。一言で言うと一番要望に応えてくれた住宅を実現できます。

ハウスメーカー、工務店、パワービルダー、設計事務所(建築家)それぞれメリット・デメリットがあります。まずはそれを理解することが重要です。

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