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2017.11.07読み物

二世帯住宅設計の秘訣

二世帯住宅設計の秘訣

二世帯住宅の暮らしを気兼ねもなく、うまくメリットを生かすには「最初のルール決め」と、「別世帯を認識できる空間づくり」が大切です。家が完成するまでに、平日の夕食は親世帯、休日は子世帯などといったルールを決めておき、それに配慮した家づくりをしておくことが重要なのです。二世帯住宅設計の秘訣をご紹介いたします。

家事負担を軽減するために

子世帯が共働きの世帯の場合、ともに仕事がある日は基本、子世帯の妻(あるいは夫)が子どもを保育園に預け、出勤します。そして、仕事帰りに迎えに行き、帰宅するというのが行動パターンです。2階に子世帯LDKを設けると、朝食は親世帯、子世帯それぞれで済ませるが、お誕生日やクリスマスなど特別な日は2階で揃って食卓を囲むなども可能です。
親世帯の父親がまだ勤務していたとしても、母親は専業主婦であれば、共働きの子世帯に対して、十分な子育てのサポートが出来ます。中でも、最大のサポートは平日の夕食の準備です。子世帯の妻(あるいは夫)は仕事が終わるとそのまま子どもを預けている保育園などに向かえます。そして、夕食の買い物などはせずにそのまま帰宅することが可能なります。それは母親が子世帯の分も夕食を準備しておいてくれるからです。

二世帯住宅にされた方には「夕食の心配をしないですむのはとても助かっています」との声も多く聞かれます。平日の夕食は母親の用意した食事を1階で親世帯と一緒にとるようにします。床暖房や幼児用の椅子がテーブルもあらかじめ設置しておき快適なリビングづくりをしておきます。休日の夕食は子世帯が担当します。すると、夕食の準備をしている間でも、親世帯が子どもの遊び相手になってくれます。安心ですね。加えて、子世帯の休日は、親世帯の母親にとっては家事を一休みできる日にもなります。趣味や旅行と、存分にお休みを楽しんでいただけます。家事をうまく分担して、ともに息抜きの時間を設け、それぞれの家事負担を軽減できるようにすることができるのが二世帯住宅の良いところです。

家族全員が気兼ねなく暮らせる工夫を

子世帯の仕事が忙しく、帰宅が遅くなってしまった場合、親世帯が寝ている時間に帰宅することも考えられます。そんなときのことを想定して、共用の玄関の壁には遮音材を入れておくのがよいでしょう。このような細かい配慮が親世帯、子世帯ともに気兼ねない暮らしへとつながります。また、階段の位置にも配慮すべきです。例えば、2階へ上がる階段の位置と、3階へ上がる階段の位置をずらしました。このように、子世帯スペースを行き来する階段を親世帯のスペース、とくに寝室から離すことで、親世帯に響く生活音を減らすとともに、3階のプラベートな空間を確保することができます。

まとめ

親世帯・子世帯が助け合いながら暮らす二世帯住宅は、互いに大きなメリットがあると言えます。2つの世帯を重視した家づくりをするには、既成の住宅設計では対応しきれません。建築士や設計者と相談しながら住宅設計をしていくことが快適な二世帯住宅を建てる上で重要になってきます。

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